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アトピーやアレルギー予防には赤ちゃんのスキンケアが大事だった!

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子ども・妊娠・出産

みなさんこんにちは、ししまる&るいです!

みなさんは赤ちゃん肌と聞いてどんなイメージを持ちますか?

赤ちゃんの肌ってぷるぷるモチモチでずっと触っていたくなるような肌のイメージではないでしょうか?

しかし、実は赤ちゃんの肌は皮膚が薄くて乾燥しやすく、保湿してあげる必要があるのです。

ただ、一般的な子育て本の中には、いろんな情報が溢れています。

生後3か月くらいまでは保湿は特に必要ないと書いてあるものもあれば、生まれてすぐに保湿する必要があると書いてあるものもあります。

私達はこの春に新米のパパママになる予定で、るいはアレルギー体質なので生まれてくる子がアレルギーになるリスクが高く、正しい情報を知る必要があります。

そこで今後のためにスキンケアに関する本や論文を読み、赤ちゃんの皮膚についてたくさん勉強しました。

その中で、肌のダメージを放置することが原因でアトピー性皮膚炎や食物アレルギーになるリスクがぐ~んと上がることを知りましたのでご紹介します。

読んで欲しい人
・これから親になる
・子育て中
・将来子どもが欲しい
・子どもにアレルギーになってほしくない
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赤ちゃんの肌について

まず、赤ちゃんの皮膚についてお話しますね。

赤ちゃんの皮膚構造自体は大人と同じです。

しかし、新生児から2歳までは細胞自体も小さいため大人と比べて皮膚も薄く(大人の1/2~1/3)、バリア機能が弱く肌トラブルが起きやすいです。

生後3か月までは、母親から引き継いだホルモンの影響で皮脂分泌量が多く、それにより湿疹ができることも多いです。

しかし、それ以降は皮脂量が減って、全身が乾燥しやすくなります

赤ちゃんの皮膚の状態は年月によって以下のように変化していきます。

【赤ちゃんの皮膚の変化】
0~3か月 ホルモンの影響で皮脂分泌が活発に。湿疹ができやすい
3か月~2歳 皮脂の分泌量が急激に減り全身が乾燥状態になる
2歳~16歳 肌の厚さは大人と同じくらいになるが乾燥しやすい状態は続く
るい♂
るい♂

2歳までは大人に比べて肌の厚さが薄いんだね!

スキンケアとは

スキンケアとは、「健常な皮膚を保つために行う行為」で以下の3つの行為が柱となります。

・肌を清潔に保つ(洗う)
・補う(保湿)
・守る(紫外線予防)

まず、毎日入浴したりよだれなどをこまめにふき取ることで肌を清潔に保ちます。

入浴後や拭き取り後は乾燥しやすいので、必ず保湿をします。

また、紫外線から守ることも肌のためには大切なことです。

ししまる♀
ししまる♀

赤ちゃんの肌はデリケートだから優しく丁寧に行ってあげる必要があるね!

【いつからはじめるの?】

スキンケアは生まれてからできるだけ早めに始めるのが好ましいです。

赤ちゃんは生まれた直後には「胎脂」で包まれています。

この「胎脂」は、お腹にいる時は羊水の刺激から赤ちゃんを守り、生まれた直後も肌が乾燥することを防いでくれます。

しかし、「胎脂」は48時間後にはほぼなくなります。

国立成育医療研究センターの研究結果(2014年)によると、生後1週間以内の新生児の全身に保湿剤を塗ることで、肌トラブルのリスクが3割以上低下するといわれています。

赤ちゃんの肌は水分と油分のバランスが不安定で皮膚が薄いためトラブルを起こしやすいのです。

生まれてすぐの保湿はアトピー性皮膚炎の予防に!

もともとしっかり保湿ができている皮膚は、バリア機能がしっかりと働いて外部からの様々な刺激の侵入を防いでくれます。

しかし、肌が乾燥しバリア機能が低下した肌は、外部からの刺激が簡単に侵入し、湿疹やアトピー性皮膚炎などの肌トラブルを起こしやすくなります。

最近の研究では新生児期から保湿剤を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクを30~50%抑えられることがわかっています。

また、アトピー性皮膚炎が卵アレルギーの発症と関連していることもわかってきています。

るい♂
るい♂

特に生後3か月からは乾燥が酷くなるため、その時期に冬を迎える秋生まれの赤ちゃんは要注意なんだって!

肌荒れが原因で食物アレルギーになることも!

乳幼児に多い卵や乳製品、小麦などに含まれる抗原は空気中などにも含まれます。

先ほども述べましたが、基本的には肌が健やかで正常にバリア機能が働いていれば病原菌やアレルギーの原因になる抗原などの異物が侵入することはありません。

しかし、肌に肌荒れや乾燥などのトラブルがあるとそこからアレルゲンが侵入する可能性があります。

直接口から食べなくても、食物アレルギーの原因となる物質が皮膚から侵入し、アレルギー発症の原因となる場合があるのです。

ししまる♀
ししまる♀

直接食べなくても皮膚からアレルゲンが侵入する可能性があるんだ・・・離乳食が始まる前の赤ちゃんも食物アレルギーになる可能性もあるんだね!

保湿について

【保湿の頻度は?】

入浴後、顏回りを拭いたあと、おむつ替えのたびに保湿は必要です。

また、乾燥が気になる部分だけではなく、体全体を保湿することが重要です。

特に顏回りを拭くときは、乾いたタオルは使わず濡れたタオルを使いましょう

ゴシゴシ拭くと肌にダメージを与えてしまうので、ポンポン拭きがポイントです。

るい♂
るい♂

ちょっと面倒かもしれないけど、汚れを拭く→保湿はセットなので忘れないようにしよう!

ししまる♀
ししまる♀

外出時はローションを小分けにして持ち歩いたり、保湿成分が入っている赤ちゃん用のウェットティッシュがあると便利だね!

【いつまで保湿を続ければいい?】

ひとまずは2歳までは徹底した保湿をするのが望ましいです。

なぜなら、2歳ごろから大人と同じように肌に厚みを持つこと、大人と同じような食事になることでアレルギーの発症が減るためです。

【保湿はどれを使えばいいの?】

ベビー用化粧品には、「ベビーオイル」や「ベビーローション」などがあり、その種類も豊富です。

基本的にベビー用用品と書かれてあるものは低刺激で安全性が高いものが多いです。

パッケージなどで以下のことを確認し、安全性が確認できればどれを選んでも特に問題はないでしょう。

・弱酸性
・無香料、無着色
・アルコールフリー
・無添加

ただし、安全性が高いものでも赤ちゃんによっては肌に合わないこともあります。

赤ちゃんに使用する前にママが数日試してみてから使用するのがいいようです。

ししまる♀
ししまる♀

私も赤ちゃんに使う前に、数日自分の肌で試してみよう!

赤ちゃんも日焼け対策が重要

大人と同様に、赤ちゃんも日焼け対策は一年中大事です。

日焼け止めの基本は
①服で肌を隠す
②日焼け止めクリームを使う
③帽子を被る

【日焼け止めクリームについて】

日焼け止めは肌に多少の負担を与えますが、長時間紫外線に皮膚をさらされるほうが良くないです。

肌の負担を最低限にするために、年齢や使うシーンによって使い分けることができるといいですね。

1歳未満・・・歩けないので、日焼け止めクリームは使用しなくても対応できる。帽子をかぶせる。ベビーカーにシェードをつける。足元はタオルケットで遮光する。
2歳未満・・・日焼け止めはなるべく肌に負担のない製品を使う。SPF10~20程度が目安。
2歳以上・・・外出時にはSPF30~50を使用する。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめると

・赤ちゃんの肌は皮膚が薄く肌トラブルが起きやすい
・赤ちゃんの肌の状態は成長につれ変化する
・スキンケアは洗う・保湿・紫外線予防が柱
・スキンケアは生まれてすぐに始める
・生まれてすぐの保湿はアトピーの予防になる
・肌荒れが食物アレルギーの原因になることもある
・保湿は2歳まではこまめに行う
・日焼け止めは年齢やシーンによって使い分ける

赤ちゃんのスキンケアが、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどの予防効果があるなんて意外ですよね。

親として子どもにできることは、なるべくしてあげたいですよね!

ただし、100%防げるわけではないですし、もしも子どもが発症してしまっても自分はダメな親だと責めないようにしたいですね!

妊娠・出産・育児の情報サイト | ゼクシィBaby

【参考文献】

友利新(2019)『子どもの肌の一生を決める0歳からのスキンケア』株式会社イースト・プレス

出典 国立成育医療研究センター「世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見」 https://www.ncchd.go.jp/press/2014/topic141001-1.html

出典 日本アレルギー学会 アレルギーポータル 小児のアレルギー疾患保健指導の手引き
https://allergyportal.jp/wp/wp-content/themes/allergyportal/assets/pdf/tebiki-1_1.pdf

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